以下のような症状が見られる場合は、まず横になって休むことが推奨されますが、症状が続く場合は速やかに医療機関を受診してください:
- 頻繁な子宮収縮
- 羊水の破裂
- 出血
- 胎児が下に落ちるような感覚
- 強い腹部の緊張感
- 持続する下腹部痛や下背部痛
もし、以下のような背景がある場合は早めに安胎を行い、適切な時期に安全に出産を迎えることを目指すのが望ましいでしょう:
- 子癇前症(妊娠高血圧症候群)
- 前置胎盤
- 子宮頸管長の短縮、または子宮頸管無力症
- 習慣性流産(3回以上の流産)
- 羊水不足
中医学における安胎ケアと「証」について
安胎の基本は適切な休息と睡眠です。食事は軽めを心がけましょう。
妊娠初期に安胎を行う場合は、西洋医学と中医学を組み合わせた治療が望ましいでしょう。妊婦の体調が良くない場合は、生活習慣や体質によりエネルギーが不足していることが多いです。もしくは過去の病気や手術の影響によるものかもしれません。
いくつかの代表的な証(症状のタイプ)をご紹介します。
🔸脾腎両虚
症状:腰痛があり、まっすぐ立つのがつらい。下腹部にぼんやりとした痛みを感じ、よく便がゆるくなる。
出血や血塊:薄い赤色/褐色の点状出血が見られる。
🔸気血両虚
症状:下腹部の不快な圧迫感があり、下に向けて重く感じることがある。
出血や血塊:淡い色の出血が見られることがある。出血量はまちまち。
🔸血熱
症状:下腹部に重い痛みや絞めつけられるような痛みがある。口の中や舌が乾燥する。
出血や血塊:鮮やかな赤色の出血が見られることが多い。
🔸血瘀
症状:下腹部に鋭い痛みがあり、痛みの場所が特定できる。
出血や血塊:深い色の出血が見られ、血塊が出ることもある。
安胎の注意事項
1.喫煙と過度の飲酒を避ける
妊婦は喫煙や過度の飲酒を避けるべきです。これらは胎児の発育に悪影響を及ぼす可能性があり、早産や発育遅滞などのリスクを高めます。
2.重い物を持ち上げない
妊娠後は子宮が骨盤腔を圧迫するため、重い物を持ち上げたり過度な体力仕事を避けましょう。これにより母体と胎児への圧力を減らし、安定した妊娠を維持します。
3.定期的な産科検診
妊婦は定期的に産科検診を受けるべきです。母体と胎児の状態を把握することで、問題の早期発見や治療が可能となります。異常を感じたり不安がある場合は、専門の医師に相談し、母子の健康を守りましょう。
上に挙げた安胎の注意事項は、ご自分と赤ちゃんの健康を守る手助けになりますのでぜひ実践してみてください。
不安やご不明な点は、ぜひNUWA中医クリニックにご相談ください。適切で専門的なアドバイスにより、順調で安全そして快適な妊娠期間となるようサポートいたします。
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