体重80Kgの陳さんは、しばしば月経が来なかったり月経誘発薬を使わなければならないこともあるため、婦人科に行き検査を受けました。その結果、医師から多嚢胞性卵巣症候群があるので、体重を減らしたほうがいいと言われました。
食事の調整を行うことで3ヶ月で12kg減量、月経も次第に規則的に
そのため、まず食事の調整を行うこととしました。この期間中に三食の食事内容を記録してもらったところ、毎日スイーツを食べており、野菜繊維質の深刻な摂取不足が発覚(日頃あまり満腹感を感じなかったのはこのためです)。食事調整と併せて、四診合参により処方された漢方と減量埋線を行うことで、代謝と月経調整を強化しました。すると、次第に誘発薬を使わなくても生理が来るようになり、周期も3ヶ月に一度から徐々に40日周期へと変わってきたのです(現在も治療継続中)。
陳さんは12月に結婚を控えているため減量へのモチベーションがとても高まっており、体重が80kgから68kgに減少、今なお標準BMIに近づいてきています。彼女は「生理が安定するようになってから、減量スピードが劇的に速くなりました!」と嬉しそうに教えてくれました。実際、生理と減量は互いに関連しています。次の目標は無事に妊娠して母親になることだそうです。
曾馨儀(ズォン・シンイー)医師からの多嚢胞性卵巣症候群の方へのアドバイス:
多嚢胞性卵巣症候群の方ができるケア
1. 地中海式ダイエット(赤身肉やスイーツを控えて、大量の野菜を摂取。週に2回は魚やシーフードを食べる)
2. 定期的に有酸素運動や足湯を行う
3. 医師に相談してイノシトールサプリメントを摂取する
4. マッサージや鍼灸により体質の調整を行う