妊活エピソード

子宮頸がんとチョコレート嚢胞を乗り越えて、妊活5年を経て体外受精に成功

王懷麟(ワン・ファイリン) 院長/医師

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もしあなたが、青春真っ盛りの5年間で人生の大きな試練に2回も直面したらすぐに絶望すると思いますか?結婚して体外受精に積極的に取り組み、3回の採卵と5回の胚移植にも関わらず成功しなかった場合、それでも勇気を持って進み続けることができるでしょうか。

妊活5年も結果が出ず、体外受精へステップアップ


今年35歳のCさん。
結婚前に子宮頸がんの前癌病変が見つかり円錐切除手術を受けました。人生の厄はこれで払えたと元々思っていたのですが、その4年後腹痛で検査を受けたところ右卵巣にチョコレート嚢胞があることがわかり腹腔鏡手術を受けました。幸いにも結婚後は夫がそばで支えてくれ、妊活にも積極的に取り組んでいましたが、5年経っても良い結果が出ず体外受精治療を行うことにしました。

初めての採卵で採取できた卵子は14個採取、順調に良好な胚盤胞が6個でき、2回移植しました。しかし、いずれも妊娠には至りませんでした。
残っている胚胎がまだあったのですが、Cさんは着床率を高めるために再度採卵を行い、良い胚胎に対してPGS検査を受けることにしました。
その結果、染色体の正常なものが2個あったものの妊娠には至らず。その後の2回の胚移植も失敗に終わり、とても落ち込みました。

免疫グロブリン注射を行った結果、ついに妊娠成功!

まだ残っている胚胎もありましたが、Cさんは場所を変えて治療を受けてみることにしました。
今回の採卵結果もなかなか順調で、18個の卵子から7個の良好な胚胎ができました。そのうち染色体の正常な胚胎は3個。しかし、正常胚胎の1個を移植しても妊娠には至らず、再び残念な結果に終わりました。

その後の診察では、次回の胚移植前に免疫グロブリン(IVIG)を注射してみてはどうかと提案されました。そして、Cさんはこの治療によりついに夢に見た2本の線を見ることができたのです。
不妊治療卒業は、妊娠初期の3ヶ月を無事に乗り越え、胎児の心拍も安定してからとなります。彼女は幸せに向かって進み続けています。

人生には試練がつきもの。
挫折したときには一度冷静になって、方向性ややり方を調整することも大事ではないでしょうか。それによって、目標達成へつながることもよくあるのです。皆さん、幸せに向けて共に頑張っていきましょう!

經歷子宮頸癌病變,巧克力囊腫,試管植入成功,夫妻拿著畢業證書與王懷麟醫師開心地合照。



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