妊活エピソード

卵子提供で3回移植するも失敗、漢方でのケアを経て自然周期での移植で見事妊娠!

陳玉娟(チェン・ユージュアン)院長/医師

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何度治療を繰り返しても自己卵での治療が上手くいかない時...どうしたらいいでしょうか?
養子を迎えたり、卵子提供治療を試してみるのも、お子さんを望むご夫婦にとっては良い選択肢だと言えると思います。

幾度の体外受精失敗を経て、NUWA漢方クリニックへ


芳芳さんは結婚を機に海外から台湾にやってきました。3回の体外受精治療失敗を経て調べてみたところ、自身に染色体転座の問題があることが分かり、卵子提供治療を受けることを決心しました。グレードの高い胚盤胞を選び、ヘパリンや免疫のお薬も使えるものは全て使ってみたのですが、3回移植しても妊娠することができませんでした。去年芳芳さんはNUWA漢方クリニックに来院されましたが、その時の彼女はとても痩せていて皮膚を感想し、手足の冷えがありました。そこで私はまずは血を増やす漢方薬を飲んでもらうことにし、合わせて鍼治療と足湯も取り入れました。基礎体温の記録もつけてもらい、3カ月後残っていた2個の胚盤胞(グレードは3BB)を自然周期で移植したところ、見事妊娠し、今月無事に女の子の赤ちゃんが生まれました。

漢方によるケアと自然周期での移植が成功、健康と赤ちゃんをどちらも手に入れました。

妊娠判定で妊娠が分かった日、芳芳さんは感動のあまり涙を流されました。過去3回の移植ではβhcgの数値が上がらず、着床すらしなかったようです。元々は、とりあえず余剰胚を移植してもうこれでダメなら諦めようと思っていたようですが、漢方によるケアと自然周期での移植で無事に妊娠することができました。

卵子の数は生まれた時にもう決まっていることをここ数年にわたって皆さまに呼びかけていますので、皆さまにはぜひ知っておいていただきたいのは年齢とともに卵子は老化していくということです。今現在のところはまだ、お肌と同じように卵子を若返らせる方法はありません。その都度製造される精子とも異なります。

卵子ドナーの優しさが、多くのご夫婦の夢を叶えています。


私がまだ大学生の時、こういう言葉が流行りました。「大学3年生になったら要注意、4年生になったらもう誰からも見向きもされない」(日本でも昔、結婚適齢期=クリスマスケーキ理論というような言葉がありましたが類似のものです。)妊娠出産はなるべく早くした方がいいよという注意喚起でもありました。しかしながら、女性の教育水準の上昇や社会進出に伴い、女性も仕事のやりがいを追い求めるようになり、時に妊娠出産のタイミングを忘れてしまうことがあります。このような現象は1970年~1980年頃に顕著に現れ、経済が飛躍したものの卵子凍結の技術はまだ未成熟であり、多くの女性がキャリアを築き上げた頃には子供を持つことが容易では無くなってしまっていました。これまでであれば、養子を迎えるという方法でしか子供を持つチャンスはありませんでしたが、現在では人工生殖技術の助けを得ることで、若い女性から提供された卵子を使い、ご主人の精子と掛け合わせて受精卵を作り、その受精卵を自身の子宮の中で育てることで母親になるという経験をすることができるようになりました。しかしながら卵子提供治療を受けることを決心するまでに、ほとんどの方が迷いを抱えておられ、生まれてくる子供を可愛がることができるだろうかと悩まれることもあるかと思います。

十月十日(とつきとおか)の妊娠期間、卵子提供で生まれてくる子供への愛情。


この20数年の間に生まれた卵子提供の赤ちゃん、大きい子は既に高校生になっていることでしょう。受精卵は子宮の中で大きくなり、十月十日(とつきとおか)の妊娠中女性は心理的にも生理的にも多くの変化を強いられます。この期間中、体内にある受精卵は自分のもので、出産後は自分の赤ちゃん以外の何者でもないと思うことでしょう。この感情はDNAだけで決まるものではありません。

体外受精に何度も失敗した後、養子を迎えることで家族を築くという夢を。


<出エジプト記>の中で、モーセはファラオの娘に養子として迎えられ、王室の一員となりました。私たちの生活に欠かせないiPad、iPhone...アップル創業者のスティーブン・ジョブス氏も養子です。私の友人の中にも、体外受精に失敗した後、最終的には養子を迎えることを決めたご夫婦もいます。養子を迎えることで家族を築くという自分たちの夢を叶えるとともに、助けが必要な子供に良い環境を与えるということもできました。この友人の家は私の娘が通う小学校のすぐ近くにあることから、毎週水曜日の午後は友人の家に遊びに行かせてもらい、養子として迎えたばかりの赤ちゃんと一緒に遊ばせてもらっています。この赤ちゃんももう今年には幼稚園の年長さんになり、養父母である私の友人とも固い絆を築いています。


陳玉娟醫師的借卵收養成功故事-中醫調理自然週期植入


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