4回の流産を乗り越え、漢方によるケアも積極的に行いながらの体外受精治療
文さんは既に高齢といえる年齢になっており、AMHも1以下という数値でした。NUWA漢方クリニックで診察を受ける前に、連続で4回(そのうち3回は自然妊娠後の流産、残りの1回は体外受精後の流産)もの流産を経験されていました。検査をしたところ、胚に染色体異常の問題があったことが分かり、そのせいで妊娠が継続できない状況にありました。
ただご夫婦お二人の染色体検査の結果は幸いどちらも正常で、楊佩鈺(ヤン・ペイユ)医師は漢方による体質管理を行ってから体外受精治療に入り、PGS検査も併せて行うことで、異常な胚を移植することのないよう進めていくようアドバイスしました。
漢方による体質管理、そして体外受精は詹欣雨(ジャン・シンユ)医師に
楊佩鈺(ヤン・ペイユ)医師と台北NUWA生殖医療センターの詹欣雨(ジャン・シンユ)医師は話し合いの結果、まずは文さんを長年悩ませている鼻のアレルギーと蕁麻疹の問題を解決することにしました。そうすることで、文さんの生活の質を向上させることができただけでなく、これから始まる治療に向けての下準備が整いました。楊佩鈺(ヤン・ペイユ)医師は下記のいくつかの漢方治療によって、文さんの体の状況の改善を行いました。
- 毎週の鍼治療:鍼治療で体内の気血を調節することで、身体の状況が改善される。
- 漢方薬:文さんの体調に合わせて、漢方薬による調整を行う。
- 適度な運動:適度な運動は体循環を促す。
- 毎日の足湯:足湯は血行を良くする。
東洋医学と西洋医学がタッグを組み、PGSスクリーニングで正常胚を選ぶことで高齢の方はスムーズに妊娠が可能に
漢方による体質管理を十分に行ったことで、文さんは詹欣雨(ジャン・シンユ)医師の治療の下、体調管理を全く行っていなかった去年よりも多い数の卵子をとることができました。PGS検査を行って得た正常胚を移植したところ、ついに嬉しいニュースがやってきたのです。文さんは無事妊娠し、母子手帳も受け取ることができました!
漢方による妊娠中の体調ケア、妊娠中の不調も漢方で
妊娠中も文さんは漢方によるケアを続けました。胃腸の膨満感や便秘、浮腫みなど妊娠中によく見られる症状が和らぎました。もうすぐ妊娠36週に入るという手前で、少し早く破水したため、文さんは自然分娩で赤ちゃんを出産しました。母子ともに健康でした。
妊娠中は特にトラブルの兆候などは見られませんでしたが、今回の妊娠の前に幾度も流産を経験されていたため、楊佩鈺(ヤン・ペイユ)医師と詹欣雨(ジャン・シンユ)医師はずっと文さんのことを気にかけていました。文さんは出産後すぐに出産の報告をしてくださり、幸せそうな家族写真を送ってくださったことで、私たちも何とも言えない嬉しい気持ちになりました。