卵子提供

卵子提供についてよくいただくご質問Q&A

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/FAQ/

1) 卵子提供は痛みを伴いますか?
 A)注射の際に少し痛みを感じる場合がありますが、我慢できないほどではないかと思います。 採卵手術は全身麻酔をするので痛みはありません。

2) 卵子提供は体に有害ですか?
 A) いいえ。 衛生福利部が認可した人工生殖を行う機関で医師の指示に従って治療を受けた場合、卵子提供は安全であると言えます。

3) 卵子提供には毎日の注射が必要ですか?
 A)卵子提供を行う機関によって使用する注射の内容が異なります。NUWA生殖医療センターでは医師がそれぞれにあった排卵誘発の注射を処方します。

4) 卵子提供の際は栄養費や食事の提供はありますか?
 A)採卵日当日は、軽食と飲み物が提供されます。採卵手術の後には99,000台湾ドルを栄養費としてお渡しします。

5) 恥ずかしいので女性医師を指定して診察を受けることが出来ますか?
 A) 心配ご無用です。「女性スタッフのみ」の治療を提供しておりますので、医師だけでなく看護師、エコー技師も女性のみで対応可能です。

6) 治療や診察のタイミングは昼間ですか?夜ですか?
 A)採卵手術は昼間に行いますが、その他の健康チェック、診察、注射などは夜にご来院頂けます。昼間の時間にご都合がつく場合は午後診察の時に診察に来て頂くと待ち時間が比較的少ないです。

 /卵子ドナーの条件/

1) 痩せすぎや肥満体系の場合でも卵子ドナーになれますか?
 A)推奨される BMI は 14 ~ 24 の間です。 医師は卵子ドナーの身長と体重に基づいて投薬量を決めます。 BMIが基準値の範囲を超える方は、リスクがあるため治療に入っていただくことが出来ません。

2) 経口避妊薬を服用中に卵子を提供することができますか?
 A)通常は可能です。ただし、服薬中のお薬について必ず医師に告知ください。お薬によっては排卵誘発の注射の効果に影響を及ぼすことがあるため、治療に入る前に一旦服薬を中止していただく可能性があります。

3) 子宮内避妊具を装着中でも卵子を提供することが出来ますか?
 A)避妊にはいろいろな種類がありますが、避妊の中にはホルモン剤もあり、排卵注射の妨げになることがあります。 避妊器具を装備されている場合は、事前にお知らせください。子宮内避妊具も色々な種類があり、ホルモンを使用するタイプのものは排卵誘発の注射と互いに悪影響を及ぼす可能性があるため、治療に入る前に除去していただく可能性があります。詳しいことは医師にご相談ください。

4) 漢方薬や西洋薬を服用していても卵子を提供することは出来ますか?
 A)医師にご相談下さい。排卵誘発の注射に影響が出るものでなければ卵子の提供をして頂けます。

5) 性交渉の経験が無いのですが、卵子を提供することは出来ますか?
A) 可能です。ただし、事前の健康チェックや採卵手術、医師の内診により処女膜に影響を及ぼす可能性があります。当センターでは「女性スタッフのみ」の治療を選択して頂けます。内診も女医に任せることで恥ずかしさも少なくなるでしょう。

6) 貧血気味で鉄剤を服用中です。卵子を提供することはできますか?
 A)ヘモグロビンの数値が12以上あれば提供は可能です。医師と相談して医師の判断に任せましょう。

7) 外国人は台湾で卵子ドナーになれますか?
 A)はい。 卵子ドナーとしての要件を満たし、健康状態が良好で国健署の審査に通れば可能です。外国籍の女性も台湾で卵子ドナーになれます。

8) 既婚や出産経験がある場合でもエッグドナーになれますか?
 A)卵子ドナーとしての要件を満たしている場合、既婚や出産経験がある方でも問題ありません。ただし、既婚の場合は配偶者と相談することをお勧め致します。法的には配偶者の同意は必要ありませんが、治療を始めてからのトラブルを避けるため事前に双方が合意に至っていることが望ましいです。

 /治療の流れについて/

1) 卵子提供にかかる時間はどのくらいですか?
オンラインフォームをご送信頂くと健康チェックにお越し頂く日程を担当者よりご連絡致します。健康チェックの結果はおよそ7~14日、その後マッチングに成功した場合、国健署の審査におよそ1~3か月かかります。治療に入った後は約2週間で採卵となります。

2) 治療に入る前に注意することはありますか?
 A) 薬や漢方薬、睡眠薬、ホルモン剤、子宮内避妊具等を使用されている方は必ず事前に医師に告知してください。治療開始後は必ず指定された日時に診察に来ていただき、自己判断で薬をストップしないでください。もし治療の進み具合や結果に重大な影響を及ぼした場合は損失分の費用をご負担いただくこともあります。

3) 卵子提供には何回の通院が必要ですか?
 A)卵子の育ち具合や自己注射が可能かどうかにより変わってきますが、大体2~4回の診察が必要になります。

4) 診察にかかる時間はどれぐらいですか? 診察費を支払う必要はありますか?
 A)毎回の受診にかかる時間は待ち時間を含めおよそ2~3時間程です。卵子ドナーの方は診察費をお支払いいただく必要はありません。

5) 卵子ドナーになるにはどのような健康チェックが必要ですか?健康チェックの費用を支払う必要はありますか?
 A)健康チェックの内容はAMH(抗ミュラー管ホルモン)、HIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、淋病、クラミジア、染色体検査などがあります。およそ20,000台湾ドルの健康チェックを無料で受けていただけます。

6) 他の医療機関で発行された健康診断報告書を使用することは出来ますか?
 A)はい。半年以内に他のクリニックや病院で受けた健康診断であればその報告書を使用することが出来ます。

7) 必ず自己注射しないといけませんか?
 A)看護師が注射を打ちますので、自己注射が怖い方も心配はご無用です。

8) マッチングに成功してからでないと卵子を提供することは出来ませんか?
 A)はい。マッチングに成功してからになります。人工生殖法で「四親等以内の親族関係」の審査の規定がある他、レシピエントのご夫妻が「血液型、人種、肌の色」等の条件でドナーを選びます。

9) 採卵手術はどのように行われますか?
 A)静脈注射による全身麻酔下で行うため、ドナーの方は少しずつ眠りにつき痛みを感じることはありません。医師が経腟エコーで卵胞の位置を確認しながら採卵針で卵子を取り出します。施術時間はおよそ15~20分です。

10) 採卵手術前の注意事項は?
 A)手術の 8 時間前から絶飲食となります。 全身麻酔での手術となりますので、安全のため付き添いの人と一緒のご来院をお勧めしております。術後はめまいや違和感がなければ退院できます。 手術当日はノーメイク(すっぴん)、ノーコンタクトレンズ(メガネ)でお越しください。

11) 採卵手術後の注意点は?
 A)手術後1~2時間は安静にし、めまいや体調不良がないことを確認してからご帰宅ください。 採卵後、次の生理までは水分を十分に補給し、激しい運動や性交渉を避け、体を休ませるようにしてください。

/リスク関連/

1) 卵子提供にリスクはありますか?
 A) 卵子提供は安全な医療行為ですが、全くリスクが無い訳ではありません。卵子ドナーの受け入れ経験が少なく、医療設備も整っていない医療機関を選択された場合、麻酔や採卵の過程でリスクが発生したり、術後にOHSS(卵巣過剰刺激症候群)になる可能性もあります。NUWA生殖医療センターではリスクを大幅に下げるため、専門医療スタッフと医療設備を整えておりますので、卵子ドナーを希望される方にも安心していただけます。

2) OHSS (卵巣過剰刺激症候群)とは何ですか?
A)OHSSはホルモン剤に対するアレルギー反応です。 排卵誘発剤によって卵巣が刺激されると、その反応が強すぎて下腹部の張り、腹痛、息切れや呼吸困難、吐き気や嘔吐などの症状が現れることがあります。 NUWA生殖医療センターでは最新型の排卵誘発の注射を使用しておりますので、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)のリスクを下げることが出来ます。

3) 卵子提供の傷跡は残りますか?
A) いいえ。 採卵は経腟で行う手術です。超音波で卵子の位置を確認し、採卵針を腟壁から卵巣まで通し採卵します。 手術後は膣壁に注射針の跡のような小さな傷が見られますが、自然に回復しますので縫う必要も無く跡も残りません。

4) 卵子提供は更年期を早めますか?
A) いいえ。 毎月成長する予定の卵子の中で、成熟するのは1~2個の卵子のみです。残りの卵子は萎縮して自然淘汰されます。卵子提供は排卵誘発剤を補助的に使い、その月の全ての卵子を成熟なものにし有効利用する方法です。余分に卵子を消耗することはなく、更年期を早めることもありません。

5) 卵子提供で生理周期は乱れますか?
 A)排卵誘発の注射はホルモン剤のため、一部の卵子ドナーは採卵後、次の生理周期が早くなったり遅くなったりすることがあります。これは一時的な現象ですので、通常は1~2回の生理周期後に安定していきます。

6) 卵子提供は将来の妊娠に影響しますか?
A)いいえ。卵子提供は「身体から卵子を前借り」をして提供する治療ではありません。排卵誘発剤を補助的に使い、本来萎縮してしまうはずの卵子を成熟で受精に使える卵子にするものなので、将来の妊娠に影響はありません。

7) 卵子提供をすると太ると聞きました。本当ですか?
 A)いいえ。 普通の食事をしているのに体重が増えるのは、排卵誘発剤に含まれるホルモン剤の影響による一時的なむくみです。

/倫理関連/

1) 提供した卵子が血縁関係のある親族の元にいってしまうことはありませんか?
 A)いいえ。 採卵の治療に入る前、NUWA生殖医療センターは卵子ドナーとレシピエントのご夫婦の資料を国健署に送り、四親等の親族関係がないかの審査を受けます。審査に通ってからでないと正式な治療はスタート出来ません。

2) レシピエントは私の個人情報を知ることが出来ますか?
 A)いいえ。 人工生殖法第13条の規定により、NUWA生殖医療センターは卵子ドナーの「血液型、人種、肌の色」のみをレシピエントのご夫婦にお知らせし、その他の個人情報は開示出来ません。

3) レシピエントを選ぶことはできますか?
 A)いいえ、選ぶことは出来ません。 人工生殖法第13条の規定により、「人工生殖を行う医療機関はドナーの要求に基づいて特定のレシピエントに使用することは出来ない」と定められており、卵子ドナーとレシピエント双方の個人情報を内密に行うようにと法律で定めれています。

4) 卵子提供で生まれた子供が将来近親婚をする可能性はありませんか?
答:政府が調査を行った試算によると、生殖細胞の提供により近親婚に繋がる確率は「5千万分の一」とのことで、宝くじに当たるよりも低い確率です。また、国健署が提供している「人工生殖子女親族関係問い合わせ法」で婚約相手との関係を調べることが出来ます。

/卵子提供に関する知識/

1) 卵子提供は一生のうち、何回出来ますか?
 A) 台湾では卵子ドナーとしての条件を満たす女性は1回の貴重な卵子提供の機会があります。レシピエントが無事に赤ちゃんを産んだ瞬間に卵子ドナーの任務は達成となり、もう二度と卵子提供をすることが出来ません。(ただし、レシピエントが出産に至らず、余剰胚が無い場合に限り2回目の卵子提供を行うことが出来ます。)

2) 卵子提供の後に、卵子の返還を求めることは出来ますか?
 A)基本的には出来ません。ただし特殊な状況により、返還要求が認められるケースもあります。人工生殖法第19条の規定により、「生殖細胞を寄付した後、ドナーは卵子の返還を求めてはいけない。ただし、妊孕性を失ったことを医師が診断、もしくは証明できた場合は生殖細胞の返還を求めてもよい」とされています。

3) 卵子提供をする際、どういった食生活を送ればいいのですか?
 A)出来るだけ薄味の自然食品、高タンパクな食事を摂るようにし、毎日少なくとも2リットルの水分補給を心がけましょう。また、赤身の肉(牛羊豚)や全脂肪の牛乳、お腹の張りやすい食品や塩分が多いものは避けるようにしましょう。

4) 卵子提供をする際、どういった生活を送ればいいのですか?
 A)普段通りの生活で構いませんが、夜更かしを避け決まった時間に食事を摂りましょう。この期間中はダイエットはお休みし、適度な運動を心がけてください。ただし激しい運動は卵子の育ち具合に影響を及ぼす可能性があるため避けましょう。また、治療中は必ず避妊していただき、採卵直前3日は性交渉は控えてください。

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