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早発閉経(早発卵巣不全)とは?原因や症状を知って早めに検査とケアを受けよう

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早発閉経は妊娠に影響するでしょうか?どのようにケアすればいいのでしょうか?
ここでNUWAの早発閉経のケースを2つご紹介したいと思います。お一人は普段の月経が規則的で量も正常だったのに、妊活に備えて検査してみたところ早発閉経が判明したケース。そして、もうお一人はまだ30歳にもなっていない方で、月経不順があったため検査をしたところ、すでに更年期状態に入っていたケースです。
このように異なる状況でありながら、同様に早発閉経を引き起こしてしまう原因とは何なのでしょうか?今日は早発閉経の原因とよく聞かれる質問についてお話しましょう。

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早発閉経とは?よく見られる原因4つを分析

女性の平均的な閉経年齢は一般的に50歳前後ですが、40歳より以前に更年期に入り卵巣機能の衰えが見られた場合、早発閉経(Premature Ovarian Insufficiency, POI、早発卵巣不全とも呼ばれる)と呼びます。早発閉経を引き起こす原因は多岐にわたりますが、よく見られるのは以下のようなものです:
                                                           
よく見られる原因

早発閉経の症状にはどのようなものがある?ハイリスク群の人が注意すべきこととは

「卵巣機能が低下したり早発閉経になるとどんな症状があるのですか?」という質問を受けることがあります。後悔したくないので早期発見を目指したいところですが、残念ながら早発閉経には初期症状がほとんどなく、月経が不規則なため検査をして発見されるケースがほとんど。そして、すでにその時には残っている卵巣機能がわずかだったということ多いのです。ただし、卵巣の機能は衰え始めてから完全に止まるまでには通常5年程度かかるので、以下に挙げるハイリスクグループにある方は早めからご自分の状態に注意を払うことが重要です。

➜ 家族歴(母親や姉に早期閉経がある)

➜ 卵巣に腫瘍があり、手術が必要

➜化学療法や骨盤の放射線治療を受ける予定

➜ 長期にわたり高いストレスにさらされている、或いは生活が不規則である

早発閉経を知るための2大検査とは

前述のように、早発閉経には明らかな前兆や症状がありません。そのため、ご自身の状態に普段から注意を払うことに加えて、もし妊娠をご希望の場合は卵巣機能検査を受けることも検討しましょう。現在一般的に用いられている評価項目は以下の2つです:

1. 血液検査 - アンチミューラリアンホルモン(AMH)

自費検査項目です。月経周期の影響を受けることなく、卵子の貯蔵量の数値を知ることができます。簡単に言えば、卵胞が多いほどAMH値が高くなります。
AMH


2. 超音波評価 - 胞状卵胞数(AFC)

超音波検査時についでに確認できます。卵巣中にある2mm以上の小さな卵胞の数を数え、卵子の貯蔵量を推定します。片方の卵巣に7~8個の小卵胞があるのが正常です。経膣超音波で評価することがより正確であり、医師や技師の経験によって誤差が生じる可能性があります。

早発閉経の対処法は?早めの養生とケアがカギ

もし検査で早発閉経が見つかった場合、どうすればいいのでしょうか?

まずは日常生活の改善から始めるようすすめられます。

●生活習慣の改善と養生

 生活リズムの調整や、規則的な運動とバランスの取れた食事を。体の基盤を整えることで、内側からのケアを行います。

●卵子凍結に向けて早めのプラニング

出産がまだの場合、早めに妊娠計画を立てることをおすすめします。必要ならば卵子凍結も視野に入れて。これにより将来の出産への可能性を残すことができるのです。

早発閉経は治療できる?治るの?よくある質問3つにお答えします。


Q1:早発閉経は治すことができますか?

現在のところ、早発閉経は進行の速度を遅らせることしかできず、回復させる方法はありません。
しかし、東洋医学・西洋医学による治療や生活習慣の調整(例:十分な睡眠、定期的な運動、健康的な生活習慣、加工食品摂取の減少、空気汚染や化学物質の回避など)をすることによって、卵巣機能の急速な衰退を極力ゆるやかにできる可能性はあります。

早発閉経の症状がすでに見られる場合は、早めに出産を済ませることが望ましいでしょう。ただし、他の人生計画がある場合やパートナーがいない場合は、卵子凍結を考慮されることをおすすめします。卵子凍結によって受胎能力を保存しておき、将来のご自分に出産の選択肢を残しておくことが可能だからです。

Q2:早発閉経の場合、自然妊娠の可能性はありますか?

排卵さえあれば、早発閉経でも自然妊娠する可能性はあります。NUWA漢方クリニックでは、東洋医学により卵子育成と身体養生を行っており、順調に自然妊娠に至ったケースが多数あります。また、NUWAでは西洋医学と並行した治療も可能。中医による養生と西洋医学の体外受精(IVF)治療の組み合わせにより、妊娠を成功させたケースもあります。

Q3:早発閉経が更年期を早める可能性は?

早発閉経は生殖機能の衰退を意味します。そのため、女性ホルモンの変調によるさまざまな更年期症状(例:ホットフラッシュ、夜間の発汗、不安感、肌の乾燥や弾力の喪失、バストとヒップのゆるみなど)が始まることがあります。また、膣の乾燥がひどくなるといった問題を伴うこともあります。

早発閉経の治療体験談

禾馨宜蘊卵巢早衰調理案例分享

35歳を超え、しかもAMH値が0.5で早発閉経の兆候があるHさんは、NUWA生殖医療センターを訪れました。最初の採卵がうまくいかなかったため、廖娸鈞(リャオ・チージュン)院長はHさんに、まずは階下にあるNUWA漢方クリニックで3か月間身体を養生するようにアドバイスしました。NUWA漢方クリニックの漢方専門医の沈俐伶(シェン・リーリン)先生のフォローにより、Hさんは3か月間身体の養生を行いました。

身体養生による卵子育成 の後、品質の優れたBB胞胚1つの培養に成功しました。この胚は低レベルモザイク胚でしたが、見た目ではわからないほど良いものでした。遺伝関連の検査を行ったあとは、お母さんのおなかですくすくと成長。なんと双子であることが判明しましたが、2人とも無事に誕生しました!このケースは早発閉経で妊娠を望む多くの未来のお母さんたちに希望を与えました💕

早発閉経ならNUWAへ。身体養生でリラックスしながら妊活を。

現時点では、早発閉経の完全な回復は難しいのですが、適切に養生を行い、医師の計画も組み合わせることでに、妊娠出産のチャンスを得ることは可能。もしご自分の状態について心配なことがあれば、NUWA生殖医療センターへいらしてください。詳しい検査と医師による整ったプラニング、そして養生を通して、あなたに適した妊娠計画をご提供します。

資料作成

●  台北NUWA生殖医療センター 廖娸鈞(リャオ・チージュン)院長

台北禾馨宜蘊生殖中心廖娸鈞院長


経歴:

衛生福利部雙和病院産婦人科 主任医師兼生殖医学センター主任

馬偕紀念病院産婦人科不妊症科主任医師

学歴:

国防大学国防医学院医学部

専門分野:

不妊症/冷凍胚胎・卵子凍結・精子凍結/体外受精/人工受精/卵胞チェック/生殖内分泌/子宮内視鏡/腹腔鏡/多嚢胞性卵巣症候群/子宮内膜症/子宮筋腫

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