現在、生殖医療の補助金の給付対象は「体外受精」に対してのみで、人工受精は対象外です。そのため、これらの治療に実際にかかる費用は大差ありません。しかし、平均妊娠率は驚くほどの差があるのです。
体外受精に向いているのはこんな方
では、どのような方が体外受精に向いているのでしょうか?もしこれらの状況が当てはまる場合は、専門機関でご相談されることをおすすめします。
✅夫の精子の状況がよくない
✅卵管閉塞または卵管水腫がある
✅中度以上の子宮内膜症がある
✅妻の年齢が38歳を超えている
✅卵巣機能が衰えている。またはAMHが極端に低値である。
✅何度も人工受精を受けているが妊娠しない
✅不妊の原因が不明である
34歳以下の方は1年間、35~38歳の方は半年間妊娠しない場合、また38歳以上でこれから妊娠をお考えの場合、NUWAではお早めに生殖医学科の医師にご相談いただくことをおすすめしています。
体外受精治療の5つの流れ
1. 治療サイクル開始
生理2~4日目に受診し、まず採血、超音波検査などの必要な検査を受けます。
医師の指示に従い、多くの卵胞が育つよう排卵誘発剤を服用します。
2. 排卵誘発
医師のアドバイスに基づき、排卵誘発剤を継続的に服用して卵胞を育てていきます。クリニックで定期的に採血や超音波検査も行い、血中ホルモン値の変化や卵胞の成熟度をモニタリングすることで、採卵に最適な時期を決定します。
3. 採卵・採精
📍採卵 注意事項
手術は短時間で終わり、傷口もないため入院は不要です。
📍採精 注意事項
採精前2~4日間は禁欲を。
医師が採卵日時を決定します。採卵34~36時間前に排卵促進剤を注射します。
4. 胚移植
医師のアドバイスに基づき、新鮮または冷凍胚を移植します。移植日は胚胎の培養日数、内膜の状態、母体の体調などを考慮し調整します。実際の治療治療については、担当医としっかり話し合いましょう。
5. 再診(妊娠検査)
妊娠検査では「βーhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピンβ鎖)」という項目の採血を行います。一般的には、移植後14日前後で診察と採血検査を受けて妊娠しているかどうかを調べます。医師が受診・採血スケジュールを組みますので、それに従って検査を受けましょう。
体外受精治療の成功率はどれぐらい?
体外受精は卵子の質、子宮の状態、胚胎の質などの影響を受けます。個々の体質や状況が異なるため、成功率は一概には言えません。国健署の110年人工生殖分析報告データによると、移植周期の妊娠率は44.3%、治療周期の妊娠率は22.5%(これらは一般的に「妊娠率」とされる)で、治療周期の累積生存児率は27.9%、38週未満での累積生存児率は43.5%となっています。調査結果から、治療を受ける女性の年齢が高くなるごとに、妊娠率・出産率ともに低下することが分かっています。
NUWAには多くの不妊症を専門とする東洋・西洋医学の医師陣、専門的な胚培養士、ハイレベルの機器や設備が揃っています。さらに細やかなところまで確実に注意を払うことで、NUWAの高い妊娠率を実現しているのです。
体外受精治療には副作用はあるのか?OHSSとは?
体外受精治療には副作用などのリスクはないのでしょうか?体外受精治療では、排卵促進剤による不快症状や採卵手術後の卵巣過剰刺激症状といった副作用が起こる可能性があります。ホルモン剤への反応は個人差がありますが、軽い吐き気、お腹の張り、むくみなどが見られる方もいるかもしれません。これらの副作用は、投薬を中止してから1~2週間かけて徐々になくなっていきます。
卵巣過剰刺激症候群(略称 OHSS)は排卵誘発後によく見られる合併症の一つです。重症度によって、軽度・中度・重度に分けられます。お腹の張り、腹痛、吐き気、体重増加などの症状がありますが、ひどい場合は呼吸が苦しくなったり尿量減少がみられることもあります。治療中はさまざまな方法でOHSS発生のリスクを抑えることが可能です。例えば、ゴナドトロピン使用量の減量や数日間の一時的中止といった方法で卵巣への刺激を抑えることができます。そのほかにも、新鮮胚ではなく冷凍胚を移植する、排卵促進剤の種類変更といった方法がありますが、医師が状況から適切な方法を判断します。ちょっとした症状でも、速やかに専門医へ相談することがOHSSの予防のカギとなります。
体外受精治療費について
体外受精治療には以下の費用が含まれます。
● 採卵
● 受精
● 必要に応じて、顕微授精 ICSI(追加料金不要)
● 胚培養(胚胎培養(タイムラプス撮影含む)
● 胚の冷凍・解凍(1年目の冷凍保存費を含む)
● 胚移植
所要費用は、およそ19~24万元からです(投薬費のぞく)。卵巣の状態、投薬への反応、精子の状況、胚胎培養技術の種類、医師の専門的な評価や投薬スケジュールなどにより、実際にかかる金額が大きく異なることがあります。まずは医師にご相談になることをおすすめします。
体外受精に関する3つの問題
Q1:体外受精の補助金はいくらもらえるのか
政府は出産推進のために、2021年7月1日から不妊症治療(体外受精)補助プランを実施しています。夫婦のどちらかが台湾国籍を有し、妻が45歳未満であり、さらに不妊症のため体外受精が必要であることの診断証明書があれば、補助対象となります。補助の方式は以下の通りです:
➡️ 補助金限度額:一般的な不妊夫婦が初回申請で受けられる補助金は最大10万元です。2回目は最大6万元となります。低~中収入世帯については、毎回最大15万元の補助金給付を得ることができます。
➡️補助回數:妻が39歳以下で体外受精を行った場合、出産まで最高6回まで補助を受けることができます。40~44歳までの場合は、最高3回の補助を受けられます。すでに体外受精を行って出産した方が、再度体外受精を希望される場合は、妻の年齢から何回補助が受けられるかを再度計算してもらう必要があります。
➡️ ポイント:NUWA生殖医療センターは認可済の人工生殖施設です。
Q2:体外受精では性別を選ぶことはできるのか?
「人工生殖法」第16条第3項では体外受精児(胚)の性別を選択することはできないとされていますが、夫妻に色盲や血友病などの性別に関連する遺伝性疾患がある場合は例外です。この場合、胎児が遺伝性疾患にかかるリスクを軽減させる目的で、医師がPGT-A遺伝子スクリーニング検査により性別を調べます。
Q3:体外受精で移植する胚は多ければ多いほどいいのか
台湾生殖医学会が発行した「胚移植数ガイド」によると、母体が若ければ若いほど妊娠率は成功率は高いことから、35歳以下の女性は1~2個、35~37歳の場合は2個、38~40歳では3個、41歳以上では最多となる4個の胚を移植するのが望ましいとされています。
基本的には多胎妊娠問題を避けるため、胚の数の制限が行われています。多胎妊娠は早産や妊娠合併症などを引き起こしやすいため、移植胚の数は年齢や母体の身体状況などを考慮したうえで決定します。専門医としっかり話し合ったうえで決めましょう。
おすすめ体外受精治療施設:東洋医学と西洋医学を融合させた治療の実施、完璧な評価
体外受精治療について知りたいけど、どこで聞けばいいか分からない・・もしあなたがそんな悩みをお持ちなら、NUWA生殖医療センターをおすすめします。NUWAには下記のような特徴があるので、プレママ・プレパパにも安心です。
✅台湾全土に分院をもつ生殖医療機構
NUWAは台北・桃園・台中の3地点に3軒の高機能体外受精センターと2軒の漢方クリニックを有し、計100名の医療スタッフにより確実な生殖医療サービスをご提供しています。
✅不妊症の名医によるチーム
1万例の体外受精を成功させた経験豊かな医師陣を有しています(生殖医学専門医15名、漢方医5名、胚培養士21名を含む)。このチームが皆さまの妊娠をサポートいたします。
✅国際レベルの胚培養ラボ
NUWAのラボは最新型の胚培養システム(タイムラプスインキュベーター Vitrolife Embryoscope)を多数保有。AI技術を用いて確実な胚を選択することが可能です。胚培養に適した環境に整えることで、妊娠率をより高めていけるよう全力を注いでいます。
✅専門的ながらも温かなサービス
皆さまが心地よく診療を受けていただけるかどうかを大切にしています。妊娠前のご夫婦への問診の際も、快適かつプライバシーに配慮した環境で診察を受けていただけるよう配慮しています。
✅東洋医学と西洋医学 双方によるアプローチ
NUWA医療は、NUWA生殖医療センターとNUWA漢方クリニックが含まれています。東洋医学と西洋医学の医師が協力し、身体の内側からの調整も図ることでより早く妊娠出産の夢を実現できるようサポートいたします。
体外受精についてご不明な点がありましたら、診察時間に医師までお問い合わせください。
資料作成
● NUWA生殖医療センター
数多くの不妊症治療の名医と、何万例もの体外受精実績を持つ経験豊かな医師陣を誇るNUWA。現在、3軒の高機能体外受精センターと2軒の漢方クリニックで診療サービスを行っています。また、国際レベルの胚培養室(ラボ)は台北・桃園・台中に3軒あります。