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卵子提供をするには?~ドナーの条件、手続き・治療の流れ、費用や注意事項の総まとめ

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多くの不妊症に悩むご夫婦にとって、卵子提供は悩みを解決する一筋の光となることでしょう。しかし卵子提供にはどのような条件や制限があるのでしょうか?よく聞く「栄養費」って何なんでしょう?よく分からない卵子提供のあれこれについて、NUWAがお答えします。




卵子提供とは?卵子提供が必要となるケースは?

年齢や病気、またははっきりしない原因により、なかなか自分の卵子での妊娠出産に至らない女性がいます。このような方たちにとって、卵子提供は夢を実現させる手助けになります。

ドナーの卵子を必要とする女性へと提供されることを卵子提供といいます。卵子提供は専門的な生殖医学施設において行われます。卵子ドナーは99000台湾ドルの栄養費を受け取ることができます。卵子提供は相手にとっても自分にとってもメリットのある行為だと言えるでしょう。

卵子ドナーになるには?卵子ドナーに必要な6つの条件

卵子ドナーは以下の条件を満たしている必要があります。基準を満たした医療機関の生殖センターにお問い合わせください。実際の規定は各医療機関によって異なることがあります。

✅年齢20~40歳
✅BMI 18.5~24
✅タバコ・ドラッグなどの習慣がないこと
✅貧血・遺伝疾患・慢性疾患などがないこと
✅長期間にわたって使用している薬品がないこと
✅これまで卵子提供を行ったことがないこと。もしくは、レシピエント(卵子提供を受ける夫婦)がドナー卵子で出産に至っておらず、しかも保存中の受精卵が残っていないこと。

卵子提供をするには?卵子提供に必要な7ステップ

卵子提供に必要な7ステップ

STEP 1. ドナー登録

規定を満たした医療機関でドナー登録の資料をご記入ください。NUWAではオンライン登録も可能。まずは担当者に電話でお問い合わせください。

STEP 2. 健康状態の評価(病院での検査)

病院にて健康チェックを行います。検査内容はAMH(卵巣機能)、HIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、染色体検査などが含まれます。結果が出るまで7~14日ほどかかります。

STEP 3.マッチング(国民健康署による身分確認)

1~3か月ほどで国民健康署による身分確認が終わります。確認が完了したら生理周期の記録を開始しましょう。医療機関へ周期を報告し、治療開始の連絡を待ちます。

STEP 4. 治療開始

個々の状態に合わせた注射プランを作成します。治療周期は医療機関を受診してフォローアップを受けてください。超音波検査で子宮の状態チェックなどを行います。

STEP 5. 採卵

採卵日当日は8時間絶食となります。軽い全身麻酔を行います。約15~20分の採卵手術ののち、1~2時間休憩し、異常がないことを確認してからご帰宅準備をしてください。

STEP 6. 栄養費受取

当日に99000台湾ドルの栄養費を受け取ることができます。

STEP 7. 卵子提供後の追跡検査

採卵3日後にフォローアップ再診を受けてください。卵巣への過度な刺激がなかったかを確認し、状況説明を行います。

卵子提供による身体へのダメージ、後遺症は残るのか?気になるリスクと注意すべきことは

卵子提供は安全な医療行為ですが、それでも一定のリスクは存在します。まず排卵誘発剤による不快感やアレルギー反応が考えられます。衛生福利部国民健康署の審査を通過していない生殖医療施設での卵子提供は、術後のOHSS(卵巣過剰刺激症候群)による不良反応を起こすかもしれません。その他、卵子提供では提供前から提供後にかけて以下の点に注意する必要があります。

1. 医師に身体の状態をきちんと報告する
漢方薬・西洋薬・避妊リングなどを使用している場合は、治療周期に入る前に必ず医師にお知らせください。

2. 定期的に受診し、医師の指示を守る
医師の指示を守り、指定の日時に診察にお越しください。また、指示された時間通りに投薬を行う必要があります。勝手に投薬を止めることは治療結果に影響を及ぼしかねません。その場合は、損害費用をご負担いただくことがあります。

3. 手術前の絶飲食
採卵手術前は8時間絶飲食です。手術は全身麻酔で行います。帰宅時の安全確保のため付き添いの方1名もご一緒にいらしてください。

4. 手術当日はノーメイクで
採卵手術当日はメイクはできません。近視の方はメガネをかけてください。ジェルネイルをしている場合は落としてきてください。

5. 術後はしっかり休息を
採卵手術から次の生理までは水分摂取に努め、激しい運動や性生活は控えてください。お身体をしっかり休めます。

NUWAはトップレベルの医療チームと医療設備を備えているため、リスクを大幅に軽減することが可能。安心して卵子提供を行えます。


卵子提供の栄養費っていくらもらえるの?

卵子提供は合法の寄附行為です。「人工生殖法」の規定では、衛生福利部国民健康署の認可した医療施設でのみ卵子提供を行うことができます。条件を満たしているドナーについては、採卵当日に99000台湾ドルの栄養費を受け取ることができます。

卵子提供に際しては、最初の身体検査から採卵に至るまでにかかる治療の全費用は、診察代なども含め一切かかりません。


卵子提供は何回ならできるの?気になる5つの問題をチェック


Q1:卵子提供の回数に制限はあるのか?

台湾の法律では、台湾ではドナーになれるのは1回だけと規定されています。
卵子提供を受けた女性が出産に至った場合、ドナーは二度と卵子提供を行うことはできません。提供した卵子が出産につながっていない場合に限って、再度卵子提供を行うことができます。

Q2:卵子提供をしたら更年期が早く来るのか?

卵子提供により更年期が早く来ることはありません。健康な女性からは毎月一定数の卵子が作られています。しかし、そのうち成熟するのは1~2個だけで、あとは自然に萎縮するか消えて淘汰されてしまいます。
卵子提供では、投薬によりもともと淘汰される予定だった卵子も成熟させる治療を行います。よって、治療が更年期を早めることはありません。

Q3:卵子提供をすると生理周期が乱れますか?

排卵誘発剤はホルモン薬ですので、採卵後最初の生理が早くなったり遅くなる方もいます。しかし、これは一次的な反応ですので、1〜2回生理が来たら通常は元に戻ります。

Q4:卵子提供によって体重が増えることはありますか?

食事や活動の影響によって体重が約3~5Kg増える方もいます。これは、排卵誘発剤のホルモン薬の影響によるもので、むくみが現れることもあります。治療が終わり、薬が代謝されてしまうと症状はおさまります。

Q5:自分の卵子が親戚に提供されてしまうことはないのですか?

心配は不要です。親戚に自分の卵子が提供されてしまうことはまずありません。なぜなら、ドナーとレシピエントの資料を国民健康署に提出して、お互いが四親等内の親戚関係ではないかを確認したうえで治療を開始しているからです。

卵子提供をお考えなら、確実な専門性を誇るNUWAへ

NUWAを選ぶべき理由は?


もし卵子提供をお考えなら、NUWAにお任せください。NUWAには卵子ドナーに安心な4つの特色があります。
  • 専門スタッフが「排卵誘発剤」注射を行います。ストレスになりがちな注射も安心です。
  • 「生殖専門科女医チーム」をご指定いただくことも可能。きめ細やかなケアにより、卵子提供を快適に。
  • 衛生福利部国民健康署が認可した人工生殖機構として、「人工生殖法」に則った流れで治療やケアを実施します。
  • 専門的な医療チームと設備を有し、卵子ドナーのリスクを最小限に抑えます。

NUWAは台北・桃園・台中にクリニックがあります。卵子ドナーとして卵子提供をされる方はお近くのクリニックへお越しください。その他ご不明な点がありましたら、診察時間に医師までお問い合わせください。

資料作成

● NUWA生殖医療センター

数多くの不妊症治療の権威と、何万例もの体外受精実績を持つ経験豊かな医師陣を誇るNUWA。現在、3軒の高機能体外受精センターと2軒の漢方クリニックで診療サービスを行っています。また、国際レベルの胚培養室(ラボ)は台北・桃園・台中に3軒あります。

主なサービス内容:不妊症治療、体外受精、人工授精、卵子凍結、卵子提供、妊娠準備など。2021年NUWAは正式になでしこ医療と提携関係を締結。妊娠準備から妊娠・出産・産後ケアまで女性の一連のライフスタイルに沿った総合サービスをご提供しています。

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